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『ベルと犬』(スクベル) ※R16 変態発言注意

よせばいいのに大型犬に寄って行った後姿。
「うお゛ぉい、食われんぞぉ」
「何その脅かし!あったま悪ィの、見るからに人懐こそ」
言い終わる前、肩にでかい手が行く。
立ち上がった犬は、ベルの身長弱。休日の私服は、油断させる力を持つ。
「うぇ?!」
(おい幹部、ヴァリアー幹部、犬になんか押し倒されてるんじゃねぇよ!)
歩道、涎を垂らしまくっている犬の舌が、ベルの首と顔を舐める。
「・・・!」
あまりのことに呆けている王子様を、助け出すべく走り出して、
つい、犬に倒されている姿を、脳裏に焼きつけた自分。
(う゛ぉお、最低だ・・・!)
ベルの頭の横、足を置いて犬を制す、
ふと目が合って、にやりと笑われた。
「そそる?」
「何の話だぁ」
「この状態、ちょっと獣か・・・」
「言うなぁ!」
「っぽい、って、思ってたんじゃねぇの変態!」
「変態はてめぇだろぉ、思っちゃいねぇ!思っちゃいなかったんだからなぁ俺は!」
「はいはい」



END



Friday, 26, Oct | トラックバック(0) | コメント(0) | ●ヴァリアー | 管理

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