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カテゴリーの『取扱について』を読んで下さい。
 



『ヴァリアーで人魚姫』―2  ※ベル受け注意


一方のお城、実は王子の方もあの日、
自分を海から救い出した娘のことが気になり、
眠れぬ夜を過ごして・・・

ベル:・・・(熟睡)

えー、王子熟睡のため夜のシーンカットです。

レヴィ:おまえに合わせたい人がいる

翌日のお城の朝です。(鳥の声)
王子は大広間に呼ばれて、
女王とその後ろにいる人影に迎えられました・・・

ザン:初めまして
ベル:・・・初めまして(化粧濃い・・・)

なんと隣国の姫が遊びに来ていました。(化粧濃い・・・)

ザン:ザンザ・・・ーヌと言います、王子
ベル:(・・・-ヌ、って今アドリブで考えた系?)
ザン:ボスと呼んで下さい
ベル:・・・(ザンザーヌどうした?!)

(ザンザーヌどこ行った?!)

ザン:・・・
ベル:・・・(気に入らなかったんだなザンザーヌ)

(姫らしさ出そうとしたんだけど微妙だったのね・・・)

レヴィ:ザンザーヌ様は、
ザン:!!
ベル:(拾っちゃった!)

(使っちゃった!!)

レヴィ:ザンザーヌ様は、
ベル:・・・
レヴィ:隣国のしかるべき御血筋の姫君です
ベル:姫君なんだ・・・
レヴィ:姫君です
ベル:・・・
レヴィ:姫君です

ベル:(二度言っちゃった・・・!)

ザン:― コォオオオオオ ―
ベル:(あああああ)
ザン:もうやめだっ!!
レヴィ:ボス?
ザン:くだらん!

緊急事態です、ザンザーヌの癇癪です。

ザン:ザンザーヌはもういい!!
レヴィ:ボスッ
ベル:あとちょっとだよボスッ!

ああ、どうしたことでしょう、人魚姫の再登場も無く、
物語は終ってしまうのか・・・

ザン:ベットシーンなら付き合ってやる
ベル:ないし!そんなの!
ザン:作れ!
ベル:(無茶苦茶!)

スク:う゛ぉ゛おおい!!!

ベル:あ・・・

かっこいいタイミング、恐らく見計らっていたのでしょう

スク:言い掛かりつけんな!

ついに真打、人魚姫の登場です、
どうやって城に入って来たとかそういったところは突っ込まないで下さい。

ザン:― コォオオオオオ ―
スク:・・・

いかつい二大ヒロインの睨み合いが始まりました!
王子は蚊帳の外に放り出されてご機嫌斜めです。

ベル:俺王子なのに・・・

レヴィ:ぐずるからだ
ベル:え?
レヴィ:ベットシーンくらい何だ、根性見せろ、
    脚光を望むなら、常にサービス精神を持て!
ベル:・・・
レヴィ:どうせ実際にはやらん、ポーズだけだ
ベル:そうなの?
レヴィ:ああ、だからほら申し出ろ、
    そうすればボスのご機嫌も治る
ベル:仕方無いなぁ、俺王子だもんねっ

ザン:・・・
スク:・・・

睨み合う二人の元に、王子がちょこちょこと遣って来た。
そして隣国の姫の長いドレスの裾を摘み、
見上げる形でにっこりと笑い耳に何かを囁く・・・

ザン:ふん・・・

スク:??

二人、寝室に向かい歩き出し、後を追おうとした人魚姫は、
女王に止められ舌打つ。数分の小突きあいを開始。

それからやっと二人の向かった先に駆けつけた人魚姫、
そこで、
ショッキングなものを目の当たりにしたのだった・・・

⇒~R18~

ベル:(ポーズだけって言ったのに!)

ってちょっと展開えげつないわよこれ、
童話に謝んなさいー!!!


                         ・・・ごめんなさい



えー、二人の仲を知った人魚姫は悲しみにくれ、
ふらふらと浜辺をうろついていました。

マモ:おやおやどうしたんだい、
   駄目だったのかい?
スク:俺は、泡になって消えるのか・・・
マモ:大丈夫、これをあげるよ、
   この短剣で王子を刺せば君は人魚に戻れるよ、
   他人のモノになってしまった王子など、
   一刺しにしてしまえばいいよ
スク:・・・
マモ:さぁ・・・
スク:・・・

短剣を持った人魚姫は、夜中、
王子の寝室に忍び込みました・・・

王子の胸元、短剣を振り下ろそうとしたその時、

ベル:うっわこれ良い~!!
スク:?!
ベル:デザインとか、超好み、これくれるの?
スク:あ・・・ああ
ベル:うわっ、マジで嬉しい
スク:・・・
ベル:何?
スク:・・・いや

王子の予想外の趣味が祟ったのか、幸いしたのか、
人魚姫は王子を殺すことができませんでした。

ベル:御礼
スク:?
ベル:身体で払う、とか、言ったらどうする?
スク:・・・っ

怪しげ、色気たっぷりに王子が笑います。
隣国の姫との経験が王子を大人に成長させたのです。
人魚姫は全身の毛が逆立ち、
血が沸騰したような感覚に陥りました。

ベル:ねぇ・・・

髪を引かれ床に誘い込まれました。

ベル:スク・・・

   ・・・?!

そこで、王子は見ました。
人魚姫の口から、いっぱいに溢れる・・・泡を。

ベル:??!!

人魚姫は錯乱して口から泡を吹き気絶してしまったのです。
ああヘタレ、ヘタレ人魚姫。
意外とウブでした・・・。

・・・泡はいつまでもぶくぶくと、

人魚姫の咽喉奥から溢れ出して行くのでした・・・。

(切ないBGM)



END

ベル:ってかオチしょぼっ!!!

ルス:・・・ザンザーヌやるわね
ベル:ザンザーヌテクニシャンだから

ザン:その名はもう二度と口にするな・・・(コォオオ)



Saturday, 08, Jul | トラックバック(0) | コメント(0) | ●ヴァリアー | 管理

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