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カテゴリーの『取扱について』を読んで下さい。
 



初詣実話①(豪華破面キャストによる再現)


参拝客→ウルキオラ、ヤミー

警察官→シャウロン、イールフォルト

係り員→ディ・ロイ





舞台は某有名神社・・・

ウ:凄い人だな。

ヤ:だな、はぐれたら門でまちあわせな。

ウ:門でな。

互いに無言、ヤミーからはどこまでも続く参拝客の波が見えている。

放送:ただいま非常に混雑しております。

   ○○所警察のお手をお借りして規制をかけておりますので、

   警察官、または係員の指示に従って、

   焦らず順々にお進み下さい。

ウ:・・・進まないな。

ヤ:人だらけでうんざりするぜ。

ウ:いや、カラスもいる。

ヤ:うわ・・・

カラスは神社の周りの木々に群がり、

ぎゃあぎゃあと喚いている。

ヤ:気味悪りー、最悪だな。

ウ:『(ゲゲゲの)きたろう』が始まりそうだ。

ヤ:はは、っぽいな、確かに。

暇なので出店で買ったお好み焼きを食す、始終無言。

ウ:肉まんもある。

ヤ:喰おう。

始終無言。

ウ:・・・(肉まんの入っていたビニール袋を見つめ、

  ヤミーの持っているお好み焼きのビニール袋をちらり)

  ・・・入りそうだな?

ヤ:持ってろよ自分でそんくらい。

ウ:おまえケチだな。

ヤ:直球に言うなよ。

ウ:これを持っているとチョルダーがな、ずり落ちるんだホラ。

  片手はこれ(甘酒)持ってるし

ヤ:知るかよそんなん。

ウ:ケチめ。

ウルキオラの現在の格好、右手に甘酒左肩にショルダー、その手にゴミ袋。

ヤ:なあなあ見ろあの木、枝が剥ぎ落ちてるぜ。

  雷か?雷で焼け落ちたのか?

ウ:いや、焦げ後が無いからそれはない。

  人だ、人が乗って折ってしまったにちがいない。

ヤ:馬鹿そのほうがありえねえよ馬鹿。

ウ:じゃあカラスか?カラスが大量に乗って・・・

ヤ:なんでだよ!!

周りにいた人がクスクス笑う。

ウ:・・・おまえ声でかい。

ヤ:俺のせいか?!

そうこうしているうちに列が進み、賽銭の近くに来た。

ヤ:ぐえっ!

恐ろしい人の渦に飲まれる二人。

ウ:プ、プレスされる。

どさっ・・・!!
ヤ:おい何か落ちたぞ!

ウ:俺はもう駄目だ・・・あ、十円。

ヤ:拾うな馬鹿!

  それより何か落ちて・・・

ウ:(もみくちゃの中賽銭前に着き小銭をなげる。(ついでに拾った十円も投げる))

ウ:(パンパンと手を叩いて)課題早く片付きますように!

ヤ:って目先の願いにとらわれるなよこのあほ!つか声に出すな恥ずかしい!

ウ:声に出したほうが効きそう。

ヤ:周りに迷惑・・・どわーっ

ウ:人間水洗トイレ・・・

ヤ:やめろその例え嫌すぎる!!

人に流されるように賽銭前から出た二人、おみくじ売り場にて一息。

ウ:ふーっ

ヤ:・・・やっぱり。

ウ:?

ヤ:・・・なあウルキオラ、

  おまえ荷物よく確認してみろ・・・

ウ:?・・・ゴミなら無事だ、どざくさに紛れて捨てるとかそんなことしてない。

ヤ:そうじゃなくて!!

ウ:あ・・・(※肩にかかっているはずのショルダーが消えている・・・)

ヤ:やっぱあん時のどさっ、ってのはおまえのショルダーか。

ウ:気付いたのなら拾え、役立たず。

ヤ:あのなあ、とてもあの状況じゃ屈めなかったんだよ残念ながら!

ウ:俺は十円拾った。しかもねこばばせずに賽銭に入れておいてやった善良っぷりだ。

ヤ:拾うな!!ってか身長高いんだぞ俺は、少なくとも20cm地面より遠いんだおまえより。

ウ:はあ、ウドの大木・・・

ヤ:黙れ。

ウ:それより・・・(賽銭前にかけ戻る)・・・駄目だ、無い。

ヤ:おい次の一団来るぞ、危ねえ!

※警察によって人の塊が規制され順に賽銭前に誘導される形になってる。

ヤ:ああ、もう、ちゃんと持っとけよショルダーくらい~

ウ:ゴミに神経を集中させててな。

ヤ:いや、あの時おまえが集中していたのは十円玉だろ!!

人ごみより少し離れた場所に係員発見。

ウ:あ、すいません、ちょっと良いですか?

ディ:はいなんですかー!(にこにこ)

ウ:落し物をしてしまって、えっと、黒のショルダーバックなんですが・・・

ディ:はい

ウ:場所は賽銭の前で、えーと、特徴は・・・

ディ:うーん、ちょっと待って下さい。

   イールさーん!!

メガホンを持った警察官登場。

イ:どうした。

ディ:落し物しちゃったみたいなんですが・・・何か拾いました?

イ:(ウルキオラとヤミーをちらりと見て)

  どこで?いつ?

ウ:丁度今さっき、賽銭の前で、

  ショルダーバックなんですけど、特徴は・・・

イ:探してみましたか?

ウ:はい、ですが見当たりませんでした。

ディ:賽銭にお金と一緒に投げちゃいました?

ウ:はは、面白いこと言いますね。

ヤ:ははじゃねえだろ。

イ:ディ!!

ディ:ごめんなさい。

ウ:えーと、届出か何かしたほうがいいですよね?

その時次の一団がやってきてイールフォルトは慌てて整備をかけに行く。

イ:失礼、{※メガホン※前の人を押さずに、慌てずゆっくりと進んで下さい!}

ディ:えっと、じゃあ、

   届出、本部のほうへ行けばできると思いますのでこっちへ。

ウ:案内してくれるんですか?

ディ:はい、俺に付いてきて下さい。(にこー)

ウ:(なんか可愛いなこの人)



Monday, 02, Jan | トラックバック(0) | コメント(0) | ●Allキャラコメディ | 管理

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